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妊娠、出産、育児のこと。

杉山産婦人科 無痛分娩出産レポ②

19時50分破水。パンっ!って水が流れる感じで、これが破水なんだってすぐわかる。ナースコールで来てもらう。内診、子宮の壁?子宮口?だいぶ薄くなってきてる。熱37.8度。麻酔と出産でこのぐらい上がるらしい。実感が湧いてきたのか足が震え始める。このまま順調にいけば夜中に産まれるかも?

なんだかお尻らへんが痛くなってきて(お腹の痛さもわかるように)、ずっと同じ体勢でいるから?と思っていたら赤ちゃんの頭で押されているからだと判明。ベッドとお尻の間にボールを挟んでみるけどやはり痛い。このままいきんでみる?ってなったけど、赤ちゃんの頭が横向きで下がってきちゃってるらしくまだ様子を見ることに。助産師さんが手を入れて、まわるんだよ〜って赤ちゃんに教えてあげてた。しばらく同じ状態で待ってたら赤ちゃんもまわってくれて、強めに麻酔を追加。お腹の痛みはなくなったけどお尻の痛みはなくならず。足がとんでもなく震える。これは普通分娩だといきみたくてしょうがなくて、もうすぐ産まれる合図らしい。麻酔を入れても陣痛の間隔が変わらないから、21時50分〜いよいよいきみはじめることに。旦那さんに病院に向かってと連絡する。ここではじめて、想像してた分娩台のかたちに変化。内心ベッドのままかと思ってた。(んなわけない)

いきみはじめるというのに、ずっと担当の助産師さん1人なのが気になる。先生とか一度も来てないし。1対1で産むの?夜間だから??と頭の中ぐるぐる。(んなわけない)

お尻が痛い時がタイミングってわかるから思いっきり2回いきむ。いきみ方が上手だと褒めてもらえた。サンシャイン池崎をイメージして、と言われ、手も足もピーンと踏ん張る!目を開ける!赤ちゃんを覗きこむような体勢!息は止める!

赤ちゃんが降りてきた感覚、はさまってる感覚がわかる。途中、赤ちゃんの頭を触らせてもらったり。ただ、赤ちゃんがはさまってるといきむタイミングがわかりずらくなる。子宮がやわらかいって言われてたから会陰切開しないかな?なんて甘く考えてたけど、そこは全く関係ないみたいで、固いから切開しなきゃですねと。そこからは会陰切開への恐怖がすごい…。しかもまだその時は助産師さんと1対1で産むと思ってたから、助産師さんって切って縫えるの!?って考えたり。(んなことない)

吸引することなく順調に出てきてくれて、もうすぐ赤ちゃんに会える…!助産師さんが1人、先生が1人、また助産師さんが1人、とどんどん人数も増えてきて。部屋の外にはナイスタイミングで旦那さんが到着。次のいきみで切開して(パチン!って音がすごかった)、切開と同時に赤ちゃんがびゅるん!と出てきた!!

あの衝撃は忘れられない。生まれてはじめての感情。赤ちゃんは想像より大きくて、私から産まれたの?産んだの?っていう喜びと驚きと、産声を聞いた安心と、無事出産を終えられた安堵と。いろんな感情だったと思う。みんなにおめでとうって言ってもらえて嬉しかったな!先生はほぼ喋らなかったけどね。(夜間の先生だったからはじめまして)淡々と処置だけされてた。会陰以外も避けたのかずっとチクチク縫われてた。痛くはないけどけっこう長く感じた。胎盤も見せてもらって、“鶏肉とレバーが合体した黒いやつ”って思った。臍の緒も思ったより太くてグロかった。

赤ちゃんは別室で処置してもらってて、その様子をモニターで見る。手足もしっかりしてて、目がパッチリキラキラでみんなに褒められてた。

出産後の処置が終わったら震えが止まらなくなる。疲れがどっときたんだろうなーと思ってたら、寒気もしてきて熱を測ったらなんと39度超え!電気毛布で包んでもらう。

電気毛布ぐるぐるの状態で、赤ちゃん旦那さんと3人で対面!でも私は気持ち悪くてぐったり…。今度は暑くなって氷枕で冷やしたり。悪化しなくて良かった。処置後2時間は一緒に過ごせるから、ゆっくり話しながら実感しながら過ごした。

その後旦那さんは帰宅。LDRから部屋に戻る前に、全身拭いてもらって着替えてから車椅子に乗せてもらって移動。

まだ気持ち悪くて、きっと喉の渇きと空腹だなと。買っといてもらったジュースとウェルカムクッキーを食べることに。が、空腹より疲れだったみたいでまったく喉を通らず。また気持ち悪くなって即寝た。

 

オワリ。

 

分娩所要時間(10分間隔の陣痛から出産まで)は約10時間。無痛分娩で途中から痛みがなかったから体感はもっと早く感じました。いきむまではベッドでひたすら待つ、途中うたた寝、旦那さんと母に実況LINEをしていました。普通分娩だったらありえないですよね…!

初産なのにスムーズで安産だったね!と助産師さんに言われました^ ^